新作「なぜ生まれてきたの」W:10m / H:3.6m

    伝統と前衛が筆先に宿る

    日本を代表する現代書家・柿沼康二がチェコ共和国・リベレツ美術館にて
    個展「Koji Kakinumna Traveling Alone」開催

    金沢21世紀現代美術館での個展開催以後約10年ぶりの海外初の大規模個展

    本展は、ヨーロッパで過去40年間における最大規模の現代書道展であり、
    東洋の精神文化と西洋の現代アートが出会う歴史的な瞬間となります。

    リベレツ美術館全館を舞台に、約3.6m×8.1mの超大作を含む新旧14点を展示。伝統的な書の技術に加え、爆発的な表現力をもって書の概念を越境する柿沼氏の作品は、見る者に言葉を超えた衝撃と余韻を残します。チェコでの開催は、1986年以来続く日本書道の歴史に新たな一頁を刻むとともに、「書」が国際的な現代アートの文脈で再評価される契機となるでしょう。

      新作「なぜ生まれてきたの」W:8.1m / H:3.6m

      フィリップ・スソメル博士(リベレツ美術館長・今回展キューレター)

      ヨーロッパにおいて過去40年間で最大の現代書道展。書道の枠を超えた柿沼氏の前衛的な現代アートがチェコで最も権威のある美術館の一つリベレツ美術館を明るく照らします。

      秋元雄史(東京藝術大学名誉教授・美術評論家)

      柿沼康二はロックである。伝統に安住せず、常に時代とともに生き、書の可能性を拡張し続けている。その姿勢はまさに、既存の枠組みを突き破るロックそのものだ。金沢21世紀美術館での個展から約10年、日本を代表する書家としての表現はさらに深化し、今や言語も文化も異なるヨーロッパを舞台に「書」の真価を問う世界戦に挑んでいる。筆と身体、精神と時間が交錯する“爆発”の瞬間は、まさに21世紀の新たな「書」の地平を切り拓く闘いであり旅でもある。伝統を内に抱きながらも、表現はつねに自由で開かれている。一人で立ち向かう“旅”の中で、柿沼は書を通して世界と対峙し、新たな未来を切り拓こうとしている。これは書道の再定義であり、同時に日本文化の可能性の再提示でもある。

      作品 2020オリンピックパラリンピックポスター「開」

      本展では、歴史的テルマエ建築物を現代美術館として改装したリベレツ美術館メインフロア(地下1階、地上2階)全体を使い、超大作4点「一人旅 (3.6m×9.6m)」「喰 (3.6m×7.2m)」「なぜうまれてきたの(3.6m×8.1m)」「不死鳥(3.6m×7.8m)」、約2m四方の大作10点「風神雷神」「生」「一」「今」「開」「イマ イマ イマ…」他、新作を含む計14点の現代アートが海を越えチェコにて発表されます。また、オープニングには超大作他各種パフォーマンスも予定されています。

      開催概要

      ■ 名称:柿沼康二チェコ個展2025「Koji Kakinumna Traveling Alone」

      ■ 会場:(チェコ共和国) リベレツ美術館

      The Museum of Fine Arts in Liberec
      Masarykova 723/14, 460 01 Liberec, Czech Republic
      Tell: +420 485 106 325

      ■ 会期:2025年6月21日(土)~ 9月28日(金) ※休館日:月曜
      レセプション6月20日(金)18:00〜

      ■ 主催:リベレツ美術館

      ■ 協賛:Marc Benioff, Salesforce CEO、 株式会社 田島屋、Bloom Group

      ■ 協力:湯山春峰堂、(有)きっく、佐藤哲也、郡司正人

      美術館URL①: https://www.ogl.cz/en/oblastni-galerie-liberec-1

      美術館URL②: https://www.galali.cz/cs/event/koji-kakinuma

      Instagram : https://www.instagram.com/galerieliberec?igsh=Nmh6YnNhc2JueDRy

      開催の背景

      開催の背景
      チェコ共和国で最初の大規模な日本書道展が開催されたのは、鉄のカーテンが崩壊する前の1986年12月でした。当時日本の書道のグループ展がプラハや他の都市でいくつか開催されましたが、一般的には伝統的な書道の手法に焦点が当てられていました。そのため、リベレツ美術館が現代の非ヨーロッパ芸術を紹介する方法を模索していたとき、伝統につながりながらも同時に新しい未来への可能性を模索している書家・柿沼康二氏をフィーチャーし、チェコ共和国で最も権威のある美術館の一つであるリベレツ美術館での個展開催に至ります。柿沼氏の書道芸術は、伝統を引き継ぎながら、文字や言葉、書道というジャンルを超え絵画や彫刻をも超越するほどの表現力で世界中の人々に感動を与えます。

      フィリップ・スソメル博士(リベレツ美術館長・今回展キューレター)

      柿沼康二プロフィール

      1970 年栃木県矢板市生まれ。5 歳より筆を持ち、柿沼翠流 ( 父 )、手島右卿、上松一條に師事する。東京学芸大学教育学部芸術科(書道)卒業。2006-2007 年、米国プリンストン大学客員書家を務める。「書はアートたるか、己はアーティストたるか」の命題に挑戦し続け、伝統的な書の技術と前衛的な精神による独自のスタイルは、書という概念を超越し「書を現代アートまで昇華させた」と国内外で高い評価を得る。2020 東京オリンピック・パラリンピック公式アートポスターを担当。2013-2014 年、現代美術館において存命書家史上初となる個展を金沢 21世紀美術館にて開催。 2012年春の東久邇宮文化褒賞、第 1 回矢板市市民栄誉賞、第 4 回手島右卿賞、独立書人団 50 周年記念大作賞、毎日書道展毎日賞(2 回)、文化庁公益信託第 6 回国井誠海賞、等受賞歴多数。NHK 大河ドラマ「風林火山」(2007)、北野武監督映画「首」「アキレスと亀」、角川映画「最後の忠臣蔵」、「安倍文殊院」「九州大学」「九州大学病院」等の題字揮毫。NHK「トップランナー」「趣味 Do 楽 柿沼康二 オレ流 書の冒険」「ようこそ先輩課外授業」「スタジオパークからこんにちは」、MBS「情熱大陸」、日テレ「心ゆさぶれ ! 先輩 ROCK YOU」、BOSE 社TV-CM、NIKE 原宿 PV 等に出演。NY、ワシントンDC、ロンドン、上海、香港、メキシコ、韓国等、世界各地で個展やグループ展やパフォーマンスを開催。

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      書作品について
      金沢21世紀美術館展示コレクション作品「月」(1点)
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